イタリアの老舗家具メーカーMOROSO(モローゾ)に新しく加えられたコレクションNanook(ナヌーク)。
Nanookとは1920年代に制作された元祖ドキュメンタリー映画と言われる、あるエスキモー(イヌイット)の一家の姿を追った「極北の怪異」の主人公として登場する一家の主の名前。
立体的な分子構造・雪の結晶のデザインを平面的なチェアの座面に用いることで、イヌイットが寒さから身を守るため動物の皮をなめして着ていたことを表現しようとしています。
連想するインテリアものとしては、お金持ちの家にありそうなぺちゃんこになった動物の毛皮の敷物でしょうか。
まあこちらは本物の動物の毛皮ではなくモチーフのみなので生態系に幾分かやさしいですし、現代的なエッセンスも加えられておりお洒落です。いやはや、すごいところから家具のテーマを持ってきたもんですね。
テーブルも雪の結晶がモチーフになっており、シームレスに繋いでいくことが可能になっています。